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■2004年4月30日(金) 血液検査結果と初リハビリ先日は出遅れて診察時間が非常に遅くなってしまったので、今日こそは早く出よう!!と決心していたのだが、やっぱり思ったよりは遅くなってしまった。8時半に出るつもりが9時近く。 あーあ。。。 りんちゃんを実家に預けて、カノンちゃんと病院へ。 よかった、思ったほどは混んでいない。 それでも4人目くらいだったのだが、30分ほどで呼ばれた。 _/_/_/_/_/ 血液検査結果 _/_/_/_/_/ 染色体に関しては異常ありませんでした。 乳酸とピルビン酸の数値が高かったのですが、『この数値が高かった時には他にも高くなるはずのモノの数値』は正常です。 乳酸・ピルビン酸の数値は、腕をギュッと掴んだりすることでも上がる事があるので、採血に手間取ったことを考慮すると、これもシロでしょう。 他に異常が有ったのは、甲状腺に関するモノです。 甲状腺というのは喉の所に有るホルモンを出すところです。 この甲状腺に、脳から「ホルモンを出して〜」という指令が出ているのですが、この数値が基準値よりほんの少しですが高いです。 そして、実際に甲状腺から分泌されているホルモンの数値は、これもほんの少しなんですが、基準値より低いのです。 このホルモンがちゃんと出ないと、発達に遅れが出る事が有ります。 これは薬で補うことが可能であり、薬を投与する事で遅れを取り戻す事もあります。 しかし今回程度の数値では、即座に投薬という判断を下せません。 この程度の数値は、再検査をすると正常値になっていることもあるのです。 薬は副作用が有り、ちょっと少なめだから薬あげておこうか、というわけにはいかないのです。 そういうわけなので、申し訳有りませんが今日もう一度採血させて下さい。 再検査して同じように数値にズレが生じるのなら、投薬を検討していきましょう。 私:「病名としてはどういう名前になるのですか?」 医:「甲状腺機能低下症の疑い、ですね」 私:「…そのままな名前ですね」 医:「そうですね。これがもし新生児の時に発見されると『クレチン症』という名前になります。赤ちゃんが生まれてすぐに、かかとから採血をする検査がありますよね。あれで調べる病気の一つです。カノンちゃんの場合は、その検査でも引っ掛かっていませんし、今回の数値でも引っ掛かったとは言いにくい、とても微妙な数値ですが」 私:「薬の副作用はどんなものですか?」 医:「簡単に言えば、逆に甲状腺の機能が上がり過ぎてしまう、ということになります。このホルモンは分泌される量が多すぎても困るものなのです。」 そう言えば、先日ママ友が受けた手術は、甲状腺の一部切除だった。 バセドー病(甲状腺機能亢進症状)。甲状腺の機能が上がり過ぎてホルモンが出過ぎることで、さまざまな不快症状が出るらしい。 なるほど、確かに「数値が低めだから足しとこうか」という訳にはいかないだろう。 ちなみに一緒にやったアレルギー検査も「『調べたものに関しては』無い」ということだった。 アレルギー体質かどうかを判断する総合的な数値としても高くはない、というので、ちょっと安心。 でも顔は相変わらず湿疹が出ているので、悪化するようなら皮膚科を受診して早めにケアしていった方がいいと言われた。 ずっと湿疹が続いて、掻きむしったりして、常に刺激を受け続けている状態にあるのは、アトピーを誘発してしまうからだそうだ。 これから採血をして、その結果は5/21にお話します、ということで、診察は終了し、採血をするために処置室へ移動。 前回同様、採血には相当手間取る。 途中で看護婦さんが飛び出してきて「ちょっとしか採れなくて、2つ検査をするように指示が来てるんですが、1つしか出来そうに無い量なので、先生にこれでもいいかどうか聞いてきますからっ!」と言って走り去った。 じゃぁ検査1つでいいや、という話になるはずも無く、やがて看護婦さんが戻ってきて、「どうしても検査を2つやりたいということなので、今から先生が来てご自分でやってくれるそうですから」 しばらくして悲愴な顔で先生がやってきた。 看:「赤ちゃんに何度も針刺すの可哀想で。泣かれちゃうし」 医:「私だってイヤなのにぃ〜〜(泣)」 と、処置室の会話は結構筒抜け。 それからさらに5分ほどかかって採血はようやく終了。 その時点で10:35。 リハビリは10:40開始だ。 すぐにリハビリ棟へ移動する。 カノンちゃんは、まだ採血のショックから立ち直っておらず、だっこしていても思い出したように泣き出す状態。 リハビリ室前の椅子で、カノンちゃんをなだめながら待っていると、担当の理学療法士さんがやってきた。 リハビリ室に入ってカノンちゃんを床に座らせると大泣き。 おもちゃを持ってきてくれたが、ほとんど効果なし。 リハビリと言っても、カノンちゃんくらいの赤ちゃんの場合、慣れない場所で慣れない人に何かをしたりされたりするのは効果的ではないので、ここではお母さんに普段やって欲しい事を教えて、それを生活の中で実践してもらって、またここでその結果を見ていく、という形なのだそうだ。 1.下半身だけ補助して寝返りをさせる 2.うつぶせにして、胸の辺りを支えて手のひらだけで体重を支える姿勢(手支持の状態)をつくってやる 3.ひざを立てて座り、ひざの上にカノンちゃんのお尻を乗せて、脇ではなく腰を支えて左右前後にゆっくり倒す 4.座って遊ばせる時は、なるべく両手にモノを持たせる(おなかまわりの力をつけるため) 5.だっこする時は、脇ではなくお尻を支えて、体から離すようにする 右手を後ろに引いてしまう事が多いようなので、おもちゃを置く時はカノンちゃんの右側に置くようする、といった細かいことも指示を受けた。 5のだっこの時は、本来ならママの服をつかんだりして、しがみつくような様子を見せるはずなのだが、カノンちゃんは僅かに指をニギニギの形に動かすだけで、つかまったりしない。 危なっかしいので、いつもおなかに乗せるようにだっこしていたのだが、それでは力が付かないってことか…。 カノンちゃんのご機嫌が悪いので、今日のリハビリは早めに終わってしまった。 次回は5/19。 その時は運動を見るけど、次の回は食事を見ます、と言われた。 発達遅滞の子どもは咀嚼も上手ではない場合が多いので、リハビリでそちらもフォローしていくのだそうだ。 確かに噛むのはあまりうまくないかも。。。 カミカミを教えるのは、りんちゃんでさえうまくいっているとは言えないので、ここで教えてもらえるのは有り難い。 ちょっと機嫌の治ってきたカノンちゃんを連れて実家へ。 昼食を食べさせてもらって、そのまま実家で娘どもを昼寝させ、買い物へ行かせてもらう。 戻ってきて今度は娘どもを連れて小児科へ。 今日は予防接種の予約を入れてあるのだ。 まさか採血が入るとは思っていなかったので、カノンちゃんには酷だが仕方ない。 娘どもの熱を測るのに悪戦苦闘したが、なんとか終了。 カノンちゃんは大泣きだったが、りんちゃんは泣かなかった。 ものすごーーく引きつっていて、泣いた方が楽なんじゃないの??と思えるような顔だったけど(笑) 忙しい一日だった。 明日からパパもお休み。 動物園だ〜! …注射熱出すなよ、娘ども。 |