■2004年6月11日(金) 投薬相談
出かける時にはもう雨が降っていた。
今日はカノンちゃんの投薬に向けての相談をするために診察を予約してあるので、りんちゃんも連れて3人で病院へ。

早めに来ようと思ってはいたが、またしても着いたのは10時近く。
しかし、今日は悪天候のせいか、いつもより空いていた。
順番を見に行くと5番目。
1時間くらいで見てもらえそうだ。
クーラーが効き過ぎて寒かったので、車にバスタオルを取りにいき、りんちゃんに羽織らせておいた。
カノンちゃんもタオルをかけたのだが、暖かくて気持ちよかったのか、いきなり寝てしまった。
熟睡した頃に順番が回ってくる。

眠っているカノンちゃんはそっちのけで先生とお話をする。

医師「今日いらしたのは投薬を試してみる気持ちになられたということですね?」
私 「そうです」
医師「今月の初めに、こちらで内分泌の専門医と相談する機会がありました。
      カノンちゃんのような症例に投薬を試みて良い結果が得られたという前例はやはり無いそうです。
      しかしやってみる価値はあるのではないかという返答でした。
      もしお母さんから予約が入っていなかったら、こちらからお電話しようと思っていました」
私  「そうでしたか。色々分からないことがあるので、それをお聞きしてから最終的な決断をしたいと思います」

薬の形状から飲む回数、期間、経過観察のスケジュール、生じうる副作用…質問攻めにしてしまったが、医師は全てに丁寧に答えてくれた。
お薬はチラージンSという散剤で、最初はあるのか無いのかわからないくらいの少量から始めること。
飲む回数は1日1回。朝食後。
期間はまだわからない。
前例の無いことなので、マニュアルにそってやれるわけではなく、随時血液検査をして経過を観察しながら考えていく。
起こりうる副作用は、機能亢進の症状(動悸・めまい・発汗・手の震え等)が考えられるが、薬の量から考えて、急激にそう入った症状が出ることはほとんどないと思われる。

「一度御主人と相談されますか?今日薬を処方することもできますが」
「私は今お話を聞いて、薬を飲ませようという気持ちに変わりないので、今日処方していただけますか?でも、投与は月曜日、6/14から始めたいと思うのですが」
旦那と話して投与を中止するのであれば、また連絡を入れるということで、薬を処方してもらうことに。
6/14に投与を開始し、6/25に血液検査を受け、その結果を7/2に聞きに行くというスケジュール。
副作用に注意して、症状が出るようならもちろんすぐ受診。

処方せんをいただいて、せっかく来たのだから様子を見ておいてもらおうということになり、寝ているカノンちゃんを起こす。
カノンちゃんは大変不機嫌に目を覚まし、発達の様子を観察される間、怒って泣いていた。
遅れてはいるけれど、少しずつ成長している、とのこと。
頭囲の発育曲線が、グラフの最低ラインスレスレなので、3ヶ月ごとに経過を見ますと言われる。
うにゅ。。。また新たな不安材料になるのかな。

病院を出て、近くの薬局へ移動。
薬を受け取って帰宅。

旦那の帰宅後、カノンちゃんの薬の事をもう一度話し合って、結局投与を決める。
カノンちゃんの場合、甲状腺機能低下症の典型的な症状とは違っているので、今回の薬で効果が得られる保証は無い。
少しでも効果があったらいいね、カノンちゃん。
頑張ろうね。