■2004年3月12日(金) 専門医受診
完全復活は出来ていなかったが(註:3月前半、一家は風邪で全滅していました)、今日は先日(2/25)予約した専門医受診の日なので、実家にりんちゃんを預け、カノンちゃんを連れて車で10分弱の病院へ出かける。
病院のある施設自体が大変広く、激しい方向音痴の私はかなりビビったが、なんとか迷子にならずに目的の受付に辿り着く事が出来た。

13時受付で、診察は13時半頃になるが、もっと遅れる事もあります、と電話で説明されていた通り、診察室に入ったのは2時近く。

『小児神経内科の専門医』という肩書きから、割腹のいいおじいさん先生を想像していたのだが、診察室に座っていたのは背の低いおとなしそうなお姉さんだった。

カノンちゃんはおすわりを案外持続させたり、顔に掛けられた布をどちらの手でも取って見せる等、先日の健診より頑張っていた。
カッケを調べるようなゴム製っぽい不思議な機具で手足をトントンされたり、おもちゃを見せられて手を伸ばすかどうかを見たり。ちなみにおもちゃに手は出しません(苦笑)

所見は「部分的な麻痺というよりも、全体的な『発達の遅れ』という感じ」

が、結局のところ、今日は結論らしいものは出ていない。
まずはMRI検査をして、無呼吸などが脳にダメージを与えていないかどうかを確認する。
そこに原因がなければ血液検査をして、筋肉の病気がないかどうかを調べる。
そして、原因がどうあれ、発達が遅れているということは間違いないので、リハビリを平行してやりましょう、ということになった。
しかし、今日すぐにそれらができるわけではないのだった。
MRIは3月18日。
その結果と、今後の方針を決めるのは26日。
リハビリに至っては、最初のリハビリのための健診が4月6日なのだった。

診察を終え、MRIの予約を済ませて病院を出られたのは3時を回ってからだった。

そのままりんちゃんの幼稚園の申し込み用紙を提出に行く。
幼稚園と言っても、まだホントの幼稚園ではなく、園が未就園児を集めてつくるクラブだ。
申し込みが定員を超えた場合は抽選なので、うまく入れれば6月から月2回程度のペースで、1日2時間幼稚園に遊びに行く事になる。
なかよしのKちゃんもHちゃんもSくんも申し込んでいるので、みんな入れるといいな〜☆

実家に戻ると、案の定ばーちゃんは「あんたの育て方が悪い」「ゴハンをちゃんと食べさせてないから」「リハビリなんか行かなくてもちゃんとできる」とか言っていた。
ばーちゃんは、とにかく自分の孫が施設のリハビリに通うのが嫌なのだった。
この施設は地元では有名な所で、障碍のある子供達がたくさん通っている。
ばーちゃんの気持ちの中に、そういった子供達への偏見が明確に存在しているのだ。
我が孫が『その子供達の一員』になるなんて許せない、という考えになるらしい。
激しく先が思い遣られる。
ここまでくると、時代錯誤だな〜とか、田舎者の考え方だね〜とか、そういう事では片付けられない気がしてくる。
実母のことを「人間としてどうよ?」と思うのは、やりきれない気持ちだが、そう思わざるを得ない。

ところで、旦那が転職したいとかなり本気で考えているらしい。
今日、なんだかそんな話になり、私はいっそのこと遠くの会社へ転職してもらって、この、実家から車で5分という場所から引っ越す羽目になった方がいいような気がしてきたのだった。

   









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